宮崎会長ごあいさつ
特定非営利活動法人
茨城県就労支援事業者機構
会長 宮 崎 一 雄
多様な課題を抱えた日本社会。
国民の幸せを確保するために何が必要でしょうか。
近年、地域社会の安全･安心を求める国民の意識が高まりを見せています。
けれども、罪を犯した人や非行のある少年を検挙し、処罰するだけでは、治安の問題は解決しません。追いやるだけなら、彼らは居場所を見いだせずに再び罪や非行を犯してしまう可能性が高くなります。
彼らを排除することにより、安全･安心がかえって脅かされることになるのです。
犯罪の6割は再犯として行われているという調査結果もあります。治安の確保には、地域社会が，彼らにはむしろそこでの正しい居場所を与えることが必要です。特に，働く場を得て経済的に自立することが大切です。
しかし、厳しい経済情勢の中で，彼らの前歴を承知の上で雇用し、その立ち直りを支援する事業者は限られてしまいます。そのため、犯罪前歴者の雇用について、社会全体の人々が、それぞれの立場で取り組むことが必要です。
このような観点から協力者を募り、犯罪前歴者の雇用を確保して犯罪を減らす取り組みが私たちの活動です。
当機構は、多くの企業や関係団体の皆様に会員となっていただき、活動の輪を大きく広げ、発展させていきたいと考えております。
皆様のご支援、ご協力をお願い致します。